医薬・食品分野のサニタリー機器市場に本格参入
2010年 売上5億円を計画(2007.1.10)
温度、圧力、導電率の高サニタリー仕様センサをラインナップ
| 『突起物がまったくない、配管と同一内径のストレート構造』がコンセプトの、高サニタリー仕様センサ |
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水質計測機器を開発、製造、販売する(株)堀場アドバンスドテクノ(本社:京都市、社長:峰野幸弘)は、医薬・食品分野で使用される導電率計(高濃度仕様)、温度計、圧力計の高サニタリー仕様のセンサを新規開発、平成19年1月15日より発売いたします。
既に製薬用水向けにサニタリー仕様の導電率センサ(低濃度仕様)およびTOC計(全有機炭素計)を販売しており、これに新製品として高サニタリー仕様製品のラインナップを拡充、本格的にサニタリー機器市場に参入します。
新発売の製品は共通したサニタリー設計思想で開発され、センサ部分に全く突起物のない理想的なサニタリー構造を実現しています。点滴液や乳製品などの製造工程において直接配管に取り付け、それら製品の品質に影響を及ぼすことなく連続測定することが可能です。
高サニタリー仕様製品をラインナップしたことによる新規分野参入効果として、初年度1.5億円、2010年度には全売上の10%を占める5億円の売上を計画しています。
今後はこれまで環境計測や半導体プロセス分野において培ってきた微量分析・高精度測定の技術やノウハウを活用し、医薬・食品分野だけでなく、培養・発酵などのバイオプロ分野にも魅力的な製品を提供してまいります。
●堀場アドバンスドテクノのサニタリー設計思想
弊社は『突起物が全くない、配管と同一内径のストレート構造』にこだわり、導電率計、温度計、圧力計の各種センサのすべてにおいて同じコンセプトを適用し、製品化いたしました。
従来のセンサ(挿入型と一般的に呼ばれている)はセンサ部分が製品の流れる配管内に突起している構造で、この突起部分が洗浄時の障害になったり、製品などが配管内で滞留したりする等の問題があります。
特に高いサニタリー性を要求される医薬・食品分野において、製品と直接接触して測定するプロセス用のセンサには、より洗浄性や排出性の高いシンプルな構造が求められています。
●センサに突起物がないストレート構造のメリット
- 配管と同様な取り扱いが可能
- 自浄洗浄効果が高い
- プロセスの流れを乱さない
- 設置が容易
- 物理的衝撃に弱い製品の搬送ラインに適している
<ご参考>
●サニタリー設計
食品・医薬品製造における衛生管理を考慮した設計法です。製造設備は異物や微生物的清浄状態を維持できるようにするために、
設計要件として基本的に次のことが求められます。
- 微生物的増殖性の最小化
- 容易な洗浄性
- 設備・機器の迅速、容易な着脱性
- 製品の安全性に影響を与えない材質
- 接液面の表面仕上げ
材質については次のことが求められます。
- 接液部:有毒もしくは有害な物質が含まれず、また付着しても人体の健康を損なうおそれがなく、製品原料を吸収しない材料
- 非接液部:清掃または洗浄しやすいもの
実際に仕様される材質は3-A規格に準じたステンレス鋼(SUS304、SUS316等)、または同等以上の耐食性を有する材料です。溶接部にはSUS304LまたはSUS316L等の低炭素ステンレス鋼が使用されます。
- 表面仕上げ:設備・機器の迅速、容易な着脱性
表面仕上げについては次の規定があります。
接液面の表面仕上げは通常3-A規格に準拠したNo.4相当、400番研磨仕上げを採用します。鏡面仕上げのような特殊な要求もありますが、ISO規格では表面粗さとして既定されています。
●掲載紙
日刊工業新聞 (2007.1.11付け 11面)
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