インライン式の発酵槽モニタリング用として最も進んだレーザ光学式の濁度計です。センサは、直径12mmのプローブにより、小さな実験室用のバイオリアクタでも適応可能で、プロセス用としての標準接続コネクタも豊富に取り揃えています
。
・特長
- 安定した光源で信頼できる測定を保証
- Teflon®センサヘッド
- 直径12mmのプローブ
- オートクレーブやCIP/SIPに適応
- Feeding制御への適応可能
(製品テーマリーダー: 富岡紀一郎)
−−バイオプロセスへの参入のきっかけは?
某製薬会社の製薬用水向けのサニタリー導電率計の納入がきっかけです。
当時、弊社の製品はいわゆるユーテリテイ分野の製品が主流で、本当の意味でバイオプロセスに投入できる製品がなかったのですが、製品のライナップを揃える意味で実際のプロセスに投入できる製品を企画していたときに、たまたま親会社である堀場製作所から、光学技術に非常に優れたバイオ関連装置を開発しているベンチャー企業Finesse社(*)の紹介を受け、その中の製品である菌体濃度モニタをバイオプロセスへ参入するキープロダクトとして取扱うことになったのがきっかけです。
−−なぜ菌体濃度モニタを選んだのですか?
新規参入するためには、競合他社と異なるユニークな技術が必要ですが、ウィンドレス構造など、他にはない構造を持っていることが、この製品を取り扱おうとした一番大きな理由です。
またFinesse社は、米国のユーザ情報(大手医薬品製造メーカやバイオプロセス関連メーカ)などの情報にも詳しく、最新の米国の市場動向情報を入手できることも、今後の製品動向や開発の企画を策定する上で非常に相互にメリットがあると判断しました。
−−国内バイオプロセス市場に期待することは?
新薬の開発スピードや製薬会社の売上規模、研究開発費の投入などでは現在、日本は米国に水をあけられてしまっていますが、まだ一部日本が強い部分も残っています。
双方の市場情報を定期的に交換し、またこれらを顧客と共有することでビジネス展開できればと考えています。
米国でのバイオ製剤の売上は2桁成長しており、非常に活発な状況です。
先般、iPS細胞をヒトの皮膚細胞から作成する方法が日本(京都大学 山中教授)で発見され、大きな話題になりました。日本では今後、再生治療や細胞治療の方面での活性化が期待されていますが、この分野で世界をリードすることが期待されています。
昔は日本が世界で発酵技術をリードしていた時代がありましたが、これも米国に追いつき追い越されてしまいました。日本のバイオ技術復活のお手伝いができればと考えております。
* Finesse Solutions, LLC
本社:米国カリフォルニア州、サンタクララ。
バイオプロセス関係のベンチャー企業。
バイオプロセス用のpH電極、DO電極、菌体濃度モニタおよび、バイオプロセス用の制御システムの開発、製造を行っている。
従業員:35名